りょうけん座の渦巻銀河 M106
これも昨年と一昨年に撮ったものを併せて処理をしています。
M106はりょうけん座の方向約2,000万光年にある直径約13万光年の大きな銀河です。(天の川銀河は直径10万光年)中心部には太陽質量の約3,900万倍もある超大質量ブラックホールがあると考えられています。このブラックホールが周囲の塵やガスを吸い込むために形成される降着円盤が激しく回転していることで集められた塵やガスが激しくかき混ぜられて高温になり明るく輝いているわけです。またこのブラックホールからはジェットが放出されていてその衝撃波により水素ガスが過熱されて赤い炎のように噴き出しているのが観測されています。この画像ではHST(ハッブル宇宙望遠鏡)の画像(https://esahubble.org/news/heic1302/)を参考にそれを強調してみました。明るいコア部の右上や左下に見える赤いところがそれです。
また北(上)側の淡い腕が変形していて交差しているようにも見えます。右近傍に写っている銀河NGC4248(距離は2,300万光年ほどのようです)との相互作用によるものかもしれませんね。(調べても分かりませんでした)
Kasai GS-200RC(FL1600mm F8) + Kasai ED屈折用field flattener II
ASI2600MC Pro gain 100
iOptron CEM40 +ZWO 60mm FL280mm Guide Scope + ASI120MM mini
ASI Airによるオートガイド Dithering
2024年4月13日他2夜 福島県塙町/茨城県常陸大宮市にて
総露出時間 6時間33分
PixInsight Photoshop CC
Ichimura 2024/04/20(Sat) 19:57 No.3161
Re: りょうけん座の渦巻銀河 M106
またもや、すごい画像です。見ているだけで、楽しいです。
「明るいコア部の右上や左下に見える赤いところがそれです。」
「また北(上)側の淡い腕が変形していて交差しているようにも見えます。」の説明で、画像をよーく見ましたが、へたくそな私には残念ながら確認できません。せっかく素晴らしい画像と説明なにごめんなさい。
「明るいコア部の右上や左下に見える赤いところがそれです。」
「また北(上)側の淡い腕が変形していて交差しているようにも見えます。」の説明で、画像をよーく見ましたが、へたくそな私には残念ながら確認できません。せっかく素晴らしい画像と説明なにごめんなさい。
Kishino 2024/04/22(Mon) 08:39 No.3162
Re: りょうけん座の渦巻銀河 M106
解説をいただきましたが、吹き出し、変形の様子は、残念ですが、私の知識程度では難しく分かりません。画像の素晴らしさで、満足です。ありがとうございました。
Kishino 2024/04/29(Mon) 07:35 No.3167